ワークライフバランスという言葉をご存知でしょうか?
この言葉はどうやら日本では、仕事中心の生活に、
どうやってそれ以外のことをする時間を作るか、
という意味に捉えられているようです。
これでは、完全に仕事が主で、その他のことが従になってしまいます。
休日も、仕事の休憩のためにあるというふうになってしまうでしょう。
今話題の「ブラック企業」であれば、なおさらのことです。
これで幸せな人生が送れるでしょうか?
コーチングの考え方から言えばそれはNOです。
コーチングでは人生の各方面にバランスよくゴール設定することを
バランスホイールと言います。
仕事はその中の一部に過ぎないのです。
人生にはバランスが大事です。
たとえば、仕事ばかりしていて家族から見限られるということもあり得ます。
これでは、たとえ仕事がうまくいったとしても、
本当に幸せかどうかかなり疑わしいですね。
会社に所属している人は、仕事での成功が自分の人生の成功だ
と思わされていないでしょうか。
確かにそのほうが会社側にとっては都合がいいのです。
仕事での成功が人生の成功だったら、
当然他のものを捨ててでも仕事に打ち込むでしょう。
また、偉い人に、仕事で成功して名を成すことが
幸せだと言われたことがあるかもしれません。
しかし、自分の人生を考えたときに、仕事で成功したからといって、
それは人生の一部でしかないのです。
もちろん仕事も人生において重要な要素なのですが、
その他の部分をおろそかにしていたら幸せになれないのです。
「そんなことを言っても、毎日仕事で忙しくて、
それ以外のことなんかやっていられない!」
という方もいるかもしれませんが、考え直してください。
たった一つの分野でしかゴールを持っていない人は、
その分野で挫折すると、自分は駄目だと思ってしまいます。
逃げ場がありません。
また仕事にフォーカスしすぎると、仕事はうまくこなせるかもしれませんが、
大きなスコトーマが生まれます。
もしさまざまな分野でゴールを持っていれば、仕事がだめになっても、
他の分野に意識を向けることができます。
また他の分野にフォーカスすることで、スコトーマが外れて、
ぶち当たっていた問題の解決策が見えることもあります。
そもそも、ゴール設定が間違っていたのでは、と気付くかもしれません。
だいたいなんで忙しくしなくちゃならないんだ
と気付くかもしれないですね。
日本人は、平均の年間労働時間が1800時間ほどあります。
それに対して、私が今注目しているオランダは、
1300時間しか働かないそうです。
それでいて、一人一人の生産性が日本よりも高いのです。
オランダでは、仕事は効率的に早く切り上げて、
家族や地域や趣味などに時間を費やし、
人生を豊かにしています。
つまりもらえるお金がいくらか少なくなることよりも、
豊かなライフスタイルを重視しているのです。
そしてその考え方が結果として、仕事の成果につながっています。
もちろんオランダ人が全員そうだとは言えませんが、
見習うべきところだと思います。
私が感じるのは、日本人は仕事の重要性が高すぎるということです。
しかも仕事がhave-toなので、人生の大部分がhave-toになってしまいっています。
これでは、仕事も人生もうまくいかなくなってしまいます。
仕事はwant-toなことをしましょう。
そして人生のほかの分野を充実させましょう。
そうすることで、仕事の生産性も圧倒的に上がり、
人生がもっと豊かなものになるのです。
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