『脳のなかの幽霊』神経疾患患者の奇妙な症状

脳のなかの幽霊 (角川文庫)
V・S・ラマチャンドラン
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-03-25



切断された手足などがまだあると感じ、それに強い痛みまでも感じる幻肢、
自分の体の一部を他人のものだと主張する自己身体否認、
親など近親者を本人だと認めず偽者だと主張するカプグラ・シンドローム...

カリフォルニア大学脳認知センター教授・所長のV・S・ラマチャンドラン博士が、
臨床で遭遇した神経疾患患者の奇妙な症状を紹介し、
その症状を手掛かりに、独創的な実験を通じて、
人間の脳の仕組みや働きを解き明かしていくとても面白い本です。

現在の脳ブームの先駆けとなった本とも言われています。

特殊な事例や特異な事例は、例外だと言って切り捨てるのではなく、

それらをつぶさに観て調べていくことで本質を解明する鍵が
見つかるはずだといったラマチャンドラン博士の研究姿勢、
独創的なアイディアの数々は、物事に対する新たな視点を私達に与えてくれるはずです。

原著:

Phantoms in the Brain: Probing the Mysteries of the Human Mind
V. S. Ramachandran
William Morrow Paperbacks
1999-08-18


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