先日、名古屋駅前に「名古屋将棋対局場」が新設されました。今までは将棋のプロ棋士の対局は、東京将棋会館か大阪将棋会館で行われてきました。名古屋には将棋会館が無いため、名古屋に将棋会館を作るというのが東海地方の棋士達の悲願でした。
「名古屋将棋対局場」が今回できたことは、「名古屋将棋会館」を設立の足がかりとなる大きな一歩と言えます。それでは、突然「名古屋将棋対局場」ができたかというと、そんなことはなく、50年前の名古屋在住の棋士(板谷四郎九段、ご子息の板谷進九段)が、そのようなゴールを設定したことが始まりです。
既に板谷親子は亡くなっていますが、彼らがゴールを設定して、その実現に尽力したからこそ、いまその実現のための足がかりができたのです。そこまで3世代掛かったことになります。大きなゴール、達成方法が分からないようなゴールであれば、いつ実現するのかはコントロールが難しいものです。しかし、誰かがゴール設定しないといつまで経ってもそれは実現しないのです。
私たちがゴールを設定する際には、無意識に自分が生きている間で実現できることをゴール設定することが多いものです。しかし、そのような前提だと、結局は現状の延長線上のゴールしか設定できないことにもなりかねません。
そのため、三世代先ぐらいで達成できるゴールを設定することで、現状の外側のゴールを設定できる可能性も高まり、今の自分のブリーフシステムも大きく変えていくチャンスが生まれやすくなります。
三世代先のゴールを設定することでブリーフシステムを変える方法について田島大輔が紹介します。
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