こんにちは、コーチの尾方です。
唐突ですが質問です。
あなたは窮地に陥った時、何を見ますか?
例えばバイクや車で急カーブに勢いよく飛び込み、「あっ! 曲がれないかも!?」と思った時、被害を最小限に抑えるためにガードレールを見続けますか?
それとも必死に出口を見続けますか?
上記はコーチングでも良く語られるエピソードの1つなので、もしかしたらお聞きになった方も多いのではないでしょうか。
私事ですが、僕は昔バイクに乗っている頃、よく友達と峠道に遊びに行きました。
みなさんも経験があるかもしれませんが、若い頃は色々と無茶をしがちですよね。(^^;)
僕もその例に漏れず、バイクに乗ったままスピードを上げてコーナへ突き進んでいく事が極まれに?ありました。
そしてその時代に一度だけ「やばい! 曲がれないかも!」と本気で事故を覚悟した経験があります。
その時目の前に迫り来るガードレールの風景は、今でも鮮明に目の前に浮かんで来ます。
全てがスローモーションに動く瞬間でした。
その時は何とか事故を起こさずコーナーを切り抜ける事ができましたが、今思い返してもゾクゾクしてくる思い出です。
もちろんその当時はマインドの上手な使い方など知りませんでしたが、実はバイク乗りのある鉄則が身に付いていたお陰で、その事故を回避出来ました。
その鉄則とは、「ヤバいと思ったらガードレールを見ずに、ひたすら出口を見ろ!」でした。
出口を見続ける事で、持っている脳力全てが「出口を抜ける」事に注がれるんですね。
今振り返ればマインドの上手な使い方としては至極当たり前の事ですが、当時はそういう理解はなく、単にバイク乗りの鉄則を肌感覚として染み込ませていただけでした。
でもマインドとは面白いもので、ツーリングという単なる趣味で身に付いたその使い方は、普段の日常生活でも生かされていました。
例えば仕事などで何か問題や壁のようなものが現れた時、壁を見つめて「ダメだ」となるのではなく、「きっと出口がある」という意識で物事を見つめる事で、不思議と解決手段が見つかっていくことを多く経験してきました。
コーチング的にいうと、ゴールがスコトマ(盲点)を外してくれる1つの現れと言えるでしょうか。
人は「何を見つめるか」で、マインドの働きが大きく変わってきます。
そしてその「何を」は、ほぼ全てを自分で選ぶ事ができます。
例えば、「困難な状況」を見つめれば問題だけが沢山見えてきますが、「解決する状況」を見つめれば解決策が見えやすくなるでしょう。
「変わらない現状」を見つめれば相変わらずな日常が続きますが、「楽しい未来(=変わった現状)」を見つめればそうなるために日常が変化していくでしょう。
「ゴールに行ける自分」を見つめればエフィカシーもあがりやすいでしょうが、「ゴールに行けないかもしれない自分」を見つめればエフィカシーが下がりやすいでしょう。
他にも、「ダメな子供」か「凄い子供」、「できない自分」か「凄い自分」、「暗い未来」か「明るい未来」などなど、方向性は色々ありますね。
どちらを見つめるのも自由ですが、どうせ見つめるなら自分が「そうありたい」と思う方を見つめ続けるのがいいでしょう。
なぜなら、脳力は「何を」見つめているかで、その使われ方が大きく変わるからです。
脳は、選んだ「何か」の善し悪しを判断する事はありません。
あなたが選んだ「何か」を全力で叶えようとするだけです。
ガードレールをみればガードレールに、出口を見れば出口に、全脳力で向かおうとするだけです。
もし、選んだ方向に脳力が動き出す感覚が分からない人は、これから選択する場面が現れたら、ぜひ騙されたと思って自分が「そうありたい」方を選んで確信してみてください。
きっと凄く楽しい経験ができると思います。
そしてその経験を楽しんだら、ぜひ次は現状外のゴールにも大きな確信を与えて日常をワクワクで大きく変えてみてください。
それが日常になりはじめたら、きっと人生が圧倒的に楽しくなりますから。
コーチングは日常に落とし込んでこそ、ナンボです。
今の自分のために、目一杯使っていきましょう。
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★8/1(土) ゴール基準で脳力を使い切るコツを伝えます
https://pro.form-mailer.jp/fms/a1d1f8d378526
講師:尾方 芳行、高橋 浩一、上杉 絵理香
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