親や上司の役割にある人がコーチングを学び始めると、コーチングを身内に行なうことの難しさに直面します。それは、親子でも上司部下でも利害関係があるからです。でも実際はその関係においてコーチングが難しいのではなく、そもそもコーチングはできないのです。
コーチングはクライアントの利益100%を前提にコーチが行なう活動です。しかし、親子や上司部下は利害関係があるので、子どもや部下の利益100%で接することはできずコーチングにはならないのです。
それでは、親でも上司でも、コーチングの知識や技術の中に使えるものが無いのかと言ったらそんなことはありません。現代のコーチングが体系化していくプロセスでは、科学的に分かった「脳と心」の仕組みや使い方があり、それらは親子間でも上司部下の間でも使える知識や技術がたくさんあります。
それでは、それらの知識や技術をどういった役割で使えばよいのでしょうか?それが「ドリームサポーター」です。親が子どものドリームサポーターになることはできますし、上司が部下のドリームサポーターになることもできます。しかし、それはコーチとは違うのです。
親は子にコーチングできないとういことについて、コーチとドリームサポーターの違いに触れなながら田島大輔が解説します。
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- 【 田島大輔の Weekly Online Coaching170】親は子にコーチングできない〜コーチとドリームサポーターの違い