ゴールを設定したけど、いまいちピンとこない、
という悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
私もよくこういった相談を受けます。
それはもしかしたら、きちんとビジュアライゼーションができていないのが
原因の一つかもしれません。
ビジュアライゼーションは、夢の世界を詳細にイメージし体験することです。
ではどのようにビジュアライズしたらいいのかということを、
マイケル・フェルプスを手本に考えてみようと思います。
「マイケル・フェルプスから学んだ4つの心の作法」第2弾は、
「ゴールを微細にビジュアライズする」です。
水泳の世界のトップ選手になると、
肉体的にも、技術的にも大差はないそうです。
では何が勝敗を分けるのかというと、
メンタル面(コーチングではマインドの使い方と言います)なのです。
マーク・シューベルトが言っていたのは、
マイケル・フェルプスが他の選手と何が違うのかというと、
誰よりもビジュアライゼーションがうまいということです。
水泳選手の生活は、朝起きて5時くらいから泳ぎ、
その後昼寝して夕方にまた泳ぐというものです。
マイケル・フェルプスは、朝寝起きにアファメーションを行い、
練習が終わって夜寝る前にアファメーションを行っていました。
昼寝をする時はその時もやっていたと思います。
寝起きや寝る前というのは、深い変性意識状態になっています。
変性意識が深い状態のときに、アファメーションを行い、
微細にビジュアライゼーションをやっていたということです。
深い変性意識の時にビジュアライゼーションを行うことで
無意識の自己イメージが変わりやすくなります。
どのくらいビジュアライゼーションが優れていたかというと、
こんな逸話があります。
北京オリンピックの200mバタフライ決勝のとき、
マイケルはゴーグルに水が入ってしまい、
全く視界がない状態になってしまいました。
通常であれば、プールの底の線を見ていればターンする壁が分かりますが、
それも見えないし、隣の選手も全然見えない状態になりました。
ここでマイケルは何をしたかというと、
いつもやっていたビジュアライゼーションを頭の中で再現し、
その通りに泳ぐことでした。
最初のターンまで何ストローク、その後ターンして何ストローク、
といった具合に、詳細にビジュアライズしていた通りに泳ぎました。
その結果、見事金メダルを取ることができたのです。
しかも世界記録をも更新したのです。
私もその映像を見直してみましたが
とても目が見えない状態での泳ぎとは信じられませんでした。
こういったことは平凡な記録ならできるかもしれませんが、
世界のトップ選手たちが100分の1秒を競っているときにできたというのは、本当に驚きです。
彼は全ての種目にゴール設定をして、
種目ごとに世界記録を大きく上回るような記録を設定していたといいます。
それらにあわせて、種目ごと徹底してビジュアライゼーションしたのです。
結果、マイケルは8個メダル取ったうちの大部分が世界新記録でした。
高いゴールを設定し、その達成イメージを微細に作り上げることで、
自然とゴール達成をすることができます。
このとき、まるでその場にいるかのような臨場感を持つことが重要です。
実は、ゴールはただなんとなく考えているだけでは、不十分で、
そこに臨場感を持たせなくては、あまり効果がありません。
臨場感を持たせるための技術の一つがアファメーションです。
アファメーションについては別の機会に譲りますが、
マイケルのように微細にイメージすることができれば、
寸分の違いもなくゴールを実現することもできます。
それほどマインドの力は強力なのです。
今もし、ゴールを設定したけどいまいちやる気が出ないと思っているなら、
ゴールのイメージが微細にビジュアライズできていない可能性があります。
もちろん、微細にイメージしてやっぱりwant-toじゃないな、
と気付くかもしれませんが、それはそれで良いことです。
まずはゴールを設定し、微細にビジュアライズしてみましょう。
現実の世界の臨場感はとても高いので、それに打ち勝てるように
徹底的に微細にイメージをします。
ゴールの世界の臨場感のほうが、現状の世界の臨場感よりも高くなれば、
ゴールの世界が実現されます。
最初からマイケルのように上手くできないかもしれませんが、
ビジュアライゼーションは練習すれば誰でも上手くなることです。
上手になればなるほど、ゴールの臨場感が上がり、
ゴールを早く達成することができます。
私も、何かやりたいことがあれば、すぐビジュアライゼーションをするので、
次々にいろんなことが達成できるようになりました。
ぜひ夢を詳細にイメージする練習して、ゴール達成を近づけてください
(次回に続く)
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