２０２０年東京オリンピックの開催が決定しました。
世間ではすっかりお祭りモードのようですね。
私はあまり関心がなかったのですが、
実はけっこう身近にオリンピックがありました。
私が通っていた高校は国立競技場のすぐ近くにありました。
全校生徒が１５００人くらいはいたにもかかわらず、
グラウンドがテニスコート４面ほどしかありませんでした。
そのおかげで、体育祭は国立競技場で開催されていました。
国立競技場は５０年前の東京オリンピックのために作られたものです。
今思い出すと、だいぶ東京オリンピックにお世話になっていたなと思います。
さてみんな東京オリンピックが決まって嬉しいと思いますが、
私は一つ提言したいことがあります。
それは、ゴールを更新しませんか、ということです。
というのも、もう東京オリンピックの実現は現状に入ってしまったからです。
これまでは、オリンピック委員会の選考で
他の都市に勝つということをゴールにしてきたと思いますが、
もうそれは達成してしまいました。
ですから、東京でオリンピックを開催するということは、
もうゴールではないのです。
ここで次のゴールを設定できるかどうかで、
東京オリンピックの価値が大きく変わってくると思います。
また、オリンピックの報道を見ていると、
東京にオリンピックが来たら、何億円経済効果があるというようなことに
注目している場合が多いです。
おそらく多くの人の目が、東京という都市や日本という国に
ばかり向いているのではないかと思います。
他の国のことがスコトーマになっていないでしょうか。
たしかに、東京でオリンピックがあるというのは楽しいことです。
日本という国も、きっと活性化することでしょう。
経済効果もあるに違いありません。
しかし、そもそもオリンピックというものの視点がどこにあるかというと、
世界にあるわけです。
オリンピック憲章の「オリンピズムの根本原理」を見ても、
人類の発達、平和や人権、差別の否定など、かなり抽象度の高い内容になっています。
これだけの理念を持った祭典なのに、考えることが自分の国の経済効果や、
金メダルが何個取れるかということだけでは足りないと思います。
だから、もっと高い視点で考える必要があります。
それにはわれわれ一人ひとりが、世界規模の視点を持つことが必要です。
みんなが、地球全体をよりよくするためにゴール設定することができれば、
オリンピックをやったことで、世界平和に一歩近づきます。
そうすることで、東京でオリンピックをやってよかったと
世界の人々に思ってもらうことができるでしょう。
本当に素晴らしい大会になると思います。
世界のことを考えるとてもいいチャンスなので、
あなたも世界規模のゴール設定をしてみませんか？
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